リサーチ

EPIC:進行前立腺癌の予防効果にリコピンを支持!

最近、発表された大掛かりなカロテノイドの研究がAmerican Journal of Clinical Nutrition等に取り上げられ、話題を集めています。癌と栄養に関する研究(EPIC)に参加している研究者達は、「血液中のリコピンレベルの増加は進行前立腺癌の危険度を60%減少させるかも知れないが、一般のカロテノイドは、その病気の全危険度に影響を与えないようだ。」と述べています。
Cancer Research UK(癌研究イギリス)の主執筆者Timothy Keyは、"我々の知る限りでは、この研究は血漿のカロテノイド、レチノール、トコフェロールと前立腺癌の危険度に関する最も大規模な計画研究である、"と書いています。

疫学的証拠は、トマトベースの食物は前立腺癌から男性を守ることが出来ることを示唆している研究で、1週間に4〜5皿のトマトベースの料理を食べる男性は、稀にしかトマトを食べない男性と比べて前立腺癌になる可能性が25%低いことを発見しました。このような発見はリコピン市場を押し上げていて、2003年の約2,700万ユーロ(3,400万ドル)の低いベースからではあるが100%以上の成長が予測されています。

又、新しい研究は、ヨーロッパ8カ国の137,001人の男性を平均6年間追跡調査したもので、この後研究者達は、前立腺癌になった966人の被験者(平均年齢60.4歳、平均のBMI 26.6kg平方メートル当たり)を1064人の健康な互角のコントロール(平均年齢60.1歳、平均のBMI 26.8kg平方メートル当たり)と比較し、すべての被験者は血中のいくつかの微量栄養素のレベルを量るために血液検査を供給しました。そして研究者は、進行前立腺癌(がん患者の29%を占めている)のみを観た時、進行前立腺癌の危険度において、一番低い平均レベルと比べると、進行前立腺癌の危険度において、一番高いリコピンレベルは、60%の減少し、全カロテノイドは、65%の減少と有意な防御との関連が観察されました。"リコピン或は全カロテノイドが進行した疾患の危険度を減少するのであれば、限局性疾患の危険度にもいくらか減少があるであろうことが予期されるだろう、"と付け加えています。

50万人以上の新しい前立腺癌患者が世界中で毎年診断されています。そして癌は20万人以上の死亡の直接の原因です。更に心配なことには、癌の発生率は15年間にわたって1.7%の割合で増加している。という事です。

従来、日本は欧米に比べ、前立腺癌の発生率が低かったのですが、食生活などの欧米化、人口の高齢化も要因となって、日本における前立腺癌の発生率は激増し、2020年には、男性の癌の中で、肺がんについで2位になると推定されています。

情報源:American Journal of Clinical Nutrition
第86巻、ページ672-681

"EPIC:血漿のカロテノイド、レチノール、トコフェロールと前立腺癌"
著者:T.J.Key, P.N.Appleby, N.E.Allen, R.C.Travis, A.W.Roddamら