
リサーチ
トマト・ドリンク、細胞抗酸化保護増進
Marisa Porrini1, Patrizai Riso1, Antonella Brusamolino1, Christiana Berti1Serena Guarnieri1 and Francesco Visioli2
1食品科学と技術科、ヒトの栄養部門、ミラノ大学、ミラノ、イタリア
2薬理科学科、ミラノ大学、ミラノ、イタリア
トマトの健康によい特質は、カロチノイド・・・特にリコピンや他の抗酸化物質の含有量と関連している。我々の目的は、天然のトマト抽出物(Lyc-o-Mato®含油樹脂6%)を含んでいるLyc-o-Mato®と呼ばれる飲料プロトタイプの毎日の摂取は血漿とリンパ球のカロチノイド濃度、特にリコピン、フィトエン、フィトフルエン、β―カロチンの濃度を変更することが出来るかどうかを実証し、この摂取がリンパ球におけるDNA損傷に対する保護を増進するのに十分であるかどうかを評価することであった。二重盲検交差試験で、26人の健康な被験者が、約6mgのリコピン、4mgのフィトエン、3mgのフィトフルエン、1mgのβ−カロチン、1.8mgのα−トコフェロールを供給する250mlの飲料或はプラセボ飲料を毎日摂取した。処置は洗滌の期間によって分けられた。血漿とリンパ球のカロチノイドとα−トコフェロールの濃度はHPLCによって決定され、DNA損傷はコメット分析評価によって決定された。飲料を26日消費した後、血漿のカロチノイド・レベルは有意に上昇した:リコピンの濃度は1.7倍高く (p<0.0001);フィトフルエンの濃度は1.6倍高く(p<0.0001);フィトエンの濃度は2倍(p<0.0005);β−カロチンの濃度は1.3倍高く(p<0.05)なった。リンパ球のカロチノイド濃度も又有意に上昇した:リコピンの濃度は2倍(p<0.001); フィトフルエンの濃度は1.8倍高く(p<0.005);フィトエンの濃度は2.6倍高く(p<0.005);β−カロチンの濃度は1.5倍高く(p<0.01)なった。対照的にα−トコフェロールの濃度は殆ど変わらなかった。トマト・ドリンクの摂取は酸化ストレスを受けたリンパ球ではDNA損傷(p<0.0001)を有意に減少させた(約42%)。最後に、現在の研究はトマト製品からのカロチノイドの少量の摂取は細胞の抗酸化保護を増進するという事実を実証する。
