リサーチ

「前立腺癌予防・・・ライコマートへの期待」
Omer Kucuk

トマトを使った食品の摂取量が多い人程前立腺癌の罹患率が低いと疫学研究が発表されて以来、食事療法としてのトマトの効果が大変注目されていますが、Omer Kucuk博士は、天然トマトに含まれるリコピンなどの植物性栄養素効果の研究を逸早く始めた草分け的存在である。

1999年初期の前立腺癌患者26人を対象にしたリコピンの癌抑制・予防効果の臨床試験結果を発表し、他の研究者からも自然に発生した複合栄養素こそがトマトの前立腺癌に対する有効効果の根源であると確信されるようになった。

この研究には、リコピンの他ベターカロチンなどカロチノイド類を複合的に含んだライコレッド社のサプリメントライコマートが用いられた。

さらに、リコピンと21世紀の健康セミナーにてOmer Kucuk博士は、トマトのリコピンが再発した前立腺癌の進行を抑制した臨床データを公表しトマトの赤い色素成分リコピンには、手術や放射線治療では著効がみられなかった再発した前立腺癌進行を抑える作用があり、内分泌療法が使えない患者にもプラスに働く様である。と示唆した。

トマトの赤い色素成分リコピンは,様々な癌の予防効果が知られており、最も良く効くとされているのが肺の癌で、他にも胃やすい臓、大腸等の消化器、子宮、膀胱、口腔の癌予防効果についても報告がある。

癌予防の為にリコピンを摂取するならば、「1日に5〜10mgとるといい」ただし、生のトマトに含まれる状態では、吸収率が低く、加熱すると吸収率が高まる。「トマトピューレなら1日40g摂取すればいい」とOmer Kucuk博士は言っている。カゴメ総合研究所では、リコピンの吸収率は、加熱したトマトは、生の1.3倍、オリーブオイルと一緒に加熱すれば、生の4倍というデータがある。

Omer Kucuk博士はうずらを用いた動物実験の結果から、リコピンには子宮筋腫の予防効果も期待できるとみており、近々、臨床試験を開始する予定である。